DAW上で映像を同期させたいという場面がよくある。映像のタイミングで録音をしたり音を作ったり。
映像業界ではProToolsが標準なんだろうけど、出来ればReason Studiosの環境で使いたくて、そもそも出来るのか調べてみた。

人気DAWでは標準装備されている

調べてみるとProToolsやLogic、Ableton LiveのDAWでは標準でmp4ないし、movファイルをサポートしていて、ファイルをドラッグするだけで映像とDAWが同期できる(簡単すぎてヤバい)。

この3つともソフトは持ってはいるものの、Reasonの使い勝手の良さからどうにかReasonをホストとして映像の同期したいと思っていたけど、どうやっても出来ないらしい。

荒技としてRewireで各DAWと同期は出来るけど、DAWを2台も起動するのは煩わしいのでやめた。

拡張ソフトやvstでは出来る

「Reasonで映像同期するにはどうすればいいか?」がRedditで盛り上がっていた。

どうやらVidPlayVSTResyncというソフトがあるらしい。

操作性やMacという環境・現在でも更新が続いている点ではResyncの方が良さそうなので、Resync($19.99)を採用。

Resyncをインストール

以下RemoteフォルダにResyncファイルを追加。

Macintosh HD/Library/Application Support/Propellerhead Software/Remote/Codecs/Lua Codecs
Macintosh HD/Library/Application Support/Propellerhead Software/Remote/Maps

Resyncをセットアップ

Resyncのアプリを起動してから、Reasonを起動。

Reason側の環境設定からコントローラーを選択。

機器の登録で追加を押す。

メーカーのセレクターからRetouchControlを選択。

In Portをfrom ReSync 1に設定。また、Out Portをto ReSync 1に設定してOKを押す。

機器の登録が出来たら完了。

Reason上でビデオのロード

ResyncのメニューからVideo→Load Videoを選択。これだけで同期完了。

さいごに

試しに映像に合わせて音をつけてみた(下のサンプルは音は出ない)けど、遅延なく同期してくれてすごく助かる。

難しい設定も特にはないけど、他のDAWのようにドラック&ドロップしたら映像と同期できる仕様だとよりいいのに。